妻の気を引く方法は幾つもあります。
◯プレゼントを渡す
◯家事を手伝う
◯優しい言葉をかける
◯性的に満足させる
◯金銭的に豊かにする
◯育児を手伝う
◯妻の話を聞く……
まあ、他にも幾つかあるでしょう。
しかしどれも決定的な効果に欠けます。複合的に絡ませればそれなりの効果も期待出来ますが、正直、夫婦間の関係が冷えていれば冷えている程、焼け石に水と言わざるを得ません。
それはなぜでしょう?
上記の行動に共通の要因がある事に貴方は気付きますか?。
そう、全て貴方から妻に対して起こしている積極的アクションなのです!。
恋愛のセオリーで言うところの『押し引き』の『押し』の行動ばかりなのです。
結婚生活も長くなると恋愛偏差値も次第に落ちて来て、いつしか独身時代には当たり前の様に行っていた『恋愛の押し引き』の『引き』の行動をしなくなって行くのです。
『夫婦』と言う生活の中での関係に慣れ過ぎてしまい、男女の基本定義を忘れてしまっている男性が意外と多いのです。
妻の気を引きたい→何かアクションを起こさなければ!…と言う中学生の様な発想に囚われ易いのが中年男性の傾向にあります。
貴方は歳を重ねジジイになりつつありますが、貴方の妻はいつまで経っても夢見るお姫様なのです。
では、そんな恋愛『押し引き』の『引き』の行動の中で特効薬の様に効果が高い方法はなんだと思いますか?。
幾ら『引き』の行動と言っても、間違っても『冷たくする』とか『無視する』とかでは無いですよ。気をつけて下さい。
特効薬の様に効果のある『引き』の行動………それは『秘密の領域を持つ事です』!
妻に対して内緒の世界を持つのです。
とは言え、完全に内緒にする訳ではなく、やんわり妻に気付かれる程度の秘密の世界を持つ事なのです。
貴方だけが持っている、
貴方だけが知っている、
妻の踏み込めない『領域』を持つのです。
それは、
妻の知らない世界で、
妻の知らない人間関係で、
妻の知らないジャンルで……
そして、その世界に『適度に』のめり込むのです。
ここ、大事です!
ガッツリのめり込むのではなく、『適度に』にのめり込むのです。
適度にのめり込む事により、妻からの怒りや攻撃を回避します。
ガッツリのめり込む事は、例えその世界が良く言われる女性が嫌悪する男性のハマる三代悪癖の『ギャンブル』『女』『酒』で無かったとしても、男が何かにのめり込む事は妻にとっては怒りの対象になってしまうものです。
家庭生活に於いて貴方は、
良き夫であり、
良き父親であり、
良き稼ぎ頭でなければならない前提の中で、それに支障が出る程に何かに集中してしまうと、それは配偶者に対する裏切りでしかありません。恋愛の『押し引き』に於いての『引き』なんて言っているレベルでは無くなってしまいます。
『釣り』や『バイク』や『草野球』なんて有りがちな中年男性がハマる独自の世界もハマり過ぎると妻の不満は募り、怒りから、次第に諦めに変わって、不倫ガードガラ空きの中年人妻を完成させてしまうのです。
あくまでも重要なのは『妻の気を引く』事なのです。
その為、その世界にハマる度合いは妻に文句を言わせない範囲でのハマり度合いに留めなければなりません。
妻に文句を言わせない程度で、妻には立ち入らせない世界を持つのです。
その秘密の世界を持つ上での鉄則が幾つかありますので参考にして下さい。
①自分からその世界の話はしない。
②妻に聞かれても必要以上にその話はしない。
③家庭生活に迷惑を掛けない。
④妻には多少バレないといけない。
⑤その世界は1人の世界では無く、他人と多少の繋がりがなければならない。
⑥その世界によって得られた物をたまに妻にあげる。でも詳しくは話さない。
⑦妻の引きが強くなったら、ある日、その世界からキッパリ足を洗う。
上記の中で⑦は意外と重要なので忘れないでください。
目的は妻の気を引く事です。妻の気が引けたと思ったらいつまでも釣り糸を垂らしていたら魚は逃げてしまいます。
糸が引いたら、釣り上げないといけません。
釣り上げるとは妻の気を引く事なので、目的が達成できたらその世界からキッパリ足を洗わないといけないのです。
いつまでもその世界に浸っていたら妻もそれに慣れてしまい、何も感じなくなってしまいます。そうなれば全て水の泡になってしまいます。貴方の努力も徒労に終わってしまいます。
妻が貴方の秘密の世界に興味を惹かれ、そして嫉妬の気持ちが少しでも湧いた1番ピークの所で、不意に、何の躊躇も無く、その世界から抜けます。
妻に湧いた貴方の世界への興味や疑念や嫉妬の矛先を宙ぶらりんにしてしまい、妻の中に芽生えた複雑な女心を迷子にしてやるのです。
タイミングよく梯子を外せたら、妻の中に貴方の秘密の世界よりも、貴方に対する複雑な感情だけを残す事になるのです。
そうなればミッションは成功です。
分かりやすく例えを出しましょう。
貴方は料理教室に通います。
日程は家庭に迷惑を掛けない週1日くらいでいいでしょう。
大事なのは通う理由です。
理由は自然で無ければなりません。
妻に『⁈』と思わせてはならないのです。
筋の通った不自然で無い理由が必要なのです。最初から妻に疑念や怒りを与えては逆効果になってしまいます。
間違っても妻に美味しい料理を作ってあげたいなんて『押し引き』の『押し』の理由は絶対ダメです。
だからと言って料理に興味を持ったとか、いつか店を開きたいとか、不自然で大層な理由もNGです。
自分も実際は乗り気じゃ無いくらいのたわいもない理由がベストです。
例えば、会社の同期にシツコく誘われて付き合いで少しの間だけ通うとか、
取引先との付き合いで料理を少し披露しないといけないので暫く通うとか。
何でもいいんです。
大事な事はキッカケに妻の不満や疑念を持たせない事です。
妻の疑念や不満、或いは嫉妬なんて物は徐々に持たせないといけないのです。
そんな感じで通い出した料理教室。貴方の通学は続きます。なかなか辞めません。
でも週1ですし、家庭の用事を妻に頼まれたら気持ち良く料理教室は休む気構えなので妻も大っぴらに不満を口にする事は出来ません。
その世界はあなたの世界なので決して妻に料理教室の話はしないし、妻に何か聞かれても素っ気ない返答に留めます。間違っても自分から料理教室の話をする事はNGですし、その料理の成果を妻に披露するなんて絶対ダメな対応です。
でも貴方は確実にその料理教室にハマって行きます。料理本なんかを買ったりしますし、料理の道具なんかも買ったりします。たまに料理教室の関係者から電話なんか来たら最高ですね。
でも自分から妻にはその世界の話を積極的にしません。
貴方の態度に妻は徐々に気になり出し、
過剰な心配や疑い、或いは嫉妬まで感じる位になったら、突然、料理本を捨てます。
または妻に『これ捨てるけどいる?』と料理本と料理道具を見せつけます。
『え⁈、なんで⁈』
と妻に言われたら。
『料理教室辞めたわ。飽きたし』と突然の印籠を見せつけてやります。
辞めた理由は深くは語らないのがシメの作戦としてはベストでしょう。
妻は内心、ホッとしながらも、自分の中に芽生えた夫への興味や心配や不安や嫉妬を心に残す事になります。
そして、
『この人はある日突然、私から離れてしまうかもしれない…』と言う漠然とした不安を妻の深層心理に焼き付ける事になり、それが達成されたらこの作戦は成功です。
これが恋愛に於ける『押し引き』の『引き』の典型です。
『押し』7、『引き』3の鉄則を長い結婚生活の中で忘れてしまっている貴方、
今一度、『引き』の重要性を思い出して下さい。
ただし!
『引き』が有効に作用するのは7割の『押し』をしている場合のみなので、日々の妻奉仕は忘れないで下さいね。