追えば逃げる、逃げれば追う。
男女の仲というのはいつの時代であっても独身であれ、夫婦であれ、基本はこの、
追えば逃げる、逃げれば追う と言う本能に左右されます。
仲の良いカップルと言うのは多分、このバランスが上手く出来ている2人なのだと思います。
時には逃げ、時には追う事が出来るハイブリッドな2人。または1人がとにかく追うタイプで1人がとにかく逃げるタイプで役割が二極化している2人。
さて、今の貴方はどうでしょうか?。
聞くまでもないですよね。妻の不貞を心配して右往左往している時点で完全に妻を『追う』モード一色だと思います。
一方、貴方の妻は不貞の可能性があるのなら『逃げ』のモード全開。そこまで行かなくても貴方が『追う』モードに入っていれば相手は自ずと『逃げ』のモードになってしまうものです。
勿論、貴方が『追う』、妻が『逃げる』の状況も2人にとっては大事なのですが、固定した役割が長く続いたり、追う行動が極端になってしまうと男女の仲はあっという間に破綻してしまいます。
世の常もしかり、男女の仲ほどバランスが重要な関係はありませんからね。
貴方ばかりが『追う』関係をある程度調整しなければなりません。
では妻に貴方を追わせるにはどうすればいいのでしょうか?。
【36】で述べた『秘密の世界を持つ』事も有効です。
ただですね、それは夫婦の仲のひび割れが浅い場合。または妻が浮気をしてどこかの誰かにのめり込んでいない場合にしか効果は無いかもしれません。
長年の冷めた生活に心の冷え切った妻や、
浮気相手に夢中な妻の場合は、『秘密の世界を持つ』程度のアプローチでは貴方に見向きもしないと思います。
むしろ自分の世界に没頭してくれて有難いなんて思われてしまうかも知れません。
ではどうしたらいいのか?。
妻に猛アプローチをする『押し』の積極的行動に出る方法も可能性は無くは無いですが、逆に更に逃げられる危険性があります。
より効果的でより劇的な効果を望むなら『引き』の積極的な行動に出るのがベストです!
『引き』の積極的行動?
そう!、『引き』の積極的行動。それは…
ズバリ!『浮気』しかありません!
貴方が『浮気』をするのです!
妻の浮気を心配し、妻を自分に取り戻したいと考えているのに、何で自分からそれをブチ壊す『浮気』なんてしなければならないんだ!と、思うでしょう。
確かにバレたら夫婦関係が終わる可能性があります。非常にリスクが高い方法です。
しかし何事も高リスクを取ると高リターンが望めます。
劇薬には劇的効果があるのが鉄則です。その反面、強い副作用もあります。
貴方の『浮気』がまさにそれに当たります。
リスクが高いので私も積極的にはオススメしませんが、あくまでも理論上の対策ですので、決行は自己責任でお願いします。
『浮気』は男女の仲での『押し引き』にとって究極の『引き』行為です。
これ以上、相手を傷つけ相手を引きつける行為はありません。
しかしその『引き』効果は強すぎて場合によっては破綻を迎える危険性があります。
バレたら妻は嫉妬に怒り狂うかもしれません。或いは貴方に強烈な執着を向ける場合もありますが、多分、それは一時的に嫉妬が妻を引き付けただけに過ぎず、その後の夫婦関係は破綻するかもしれません。
まさに諸刃の剣。
しかしその『引き』のインパクトは絶大です!。
ただここで言う『浮気』とは配偶者に『引き』のインパクトを与える目的の『浮気』です。
妻の気持ちを自分に引き戻す為の『浮気』なのです。
なので完全にバレてもダメですし、完全にバレなくても意味がありません。
大事なのは『疑惑の域を出ない浮気』。または『浮気未遂』。
この程度に留めないと作戦としては失敗です。
『浮気』自体は実際に『する』も『しない』も
関係はありませんが、『する』方が効果はハイリスクハイリターン、『しない』方がローリスクローリターンになります。
重要なのは、貴方が妻以外の誰かにのめり込む事による貴方の心境の変化と、妻がその貴方の変化に気付く事。
演技やフリは多分、バレます。
だから実際に貴方の気持ちが他の女性にある程度、移らないと意味が無いのです。
実際に浮気をしなくても他の異性との距離が近づいたり、貴方が別の誰かと恋に落ちたりすれば自然と貴方の執着は妻から離れます。
これは演技で『実際は妻に執着しているが、執着していない様に見せる』とは全く効果が変わってくるのです。
女性の配偶者に対する自分への想いを察知する能力は男の数十倍あると言われます。
貴方の妻は、貴方を見ていないようで実は無意識にも貴方の『想い』を見ているものです。
貴方が演技でも裏工作でも無く本気で他の誰かに惹かれたりすれば、その貴方でも気付かない言動で貴方の妻はすぐさま貴方の心変わりに気付く事でしょう。
必ず『焦る』ハズです。
本当に貴方の気持ちが何割かでも他の女性に移ったのなら妻は『焦る』ハズです。
夫の妻への想いの減少に焦らないどころか、気付かない妻なら、もう手遅れな夫婦かもしれません。
でも、貴方を多少なりとも必要としている妻なら平静では居られないハズです。
この作戦は女性がやるとその浮気に本気になってしまい、ミイラ取りがミイラになってしまうリスクがありますが、男性は比較的、複数の相手を愛せる能力に長けている為、そのリスクは低いと言えます。
貴方の気持ちが自分に向いている事が当たり前だと思っていた妻には絶望的な不安に襲われる事になるでしょう。
貴方が浮気なんて出来るハズが無いと思っていた妻も正に晴天の霹靂となるでしょう。
貴方から完全に気持ちが離れ、別の誰かと恋仲になっている妻だったとしても、もしかしたらその突然の喪失に気持ちが揺らぐかもしれません。
さあ、今一度、貴方の周りを見渡して見ましょう。
貴方と恋仲に堕ちそうな女性はいますか?。
貴方がのめり込めそうな女性はいますか?。
妻の行動言動に振り回されているこんな時こそ、今一度立ち止まって貴方の立ち位置を変えてみてはいかがでしょうか?。
見える景色が変わりますし、出せる手数も変わるかもしれません。
決して『浮気』を勧めている訳ではありません。あくまでもマンネリ化した夫婦仲へのカンフル剤として『浮気』が役に立つと助言しているだけです。
現にどうですか?、妻の不貞を心配したり疑ったりしている貴方は妻に夢中じゃないですか?。貴方は妻の怪しい態度や行動に自分の中の配偶者への欲情を駆り立てられているのです。
しかしそんな貴方の態度には妻は欲情しません。
妻にも同じような『不安』『疑念』『心配』『焦り』『怒り』『嫉妬』『欲情』を与えてあげないと夫婦としてフェアじゃないですよ。
相手を『嫉妬』させる。
これはいつの時代も、どの年代でも男女の中では必須の通過儀礼なのです。