身体の特定部のツボの次は『体位』です。
体位に対しても妻の好みの体位があります。
それは純粋に気持ちいい体位の場合もありますし、精神的な妻の好みの体位もあります。例えばバックだと排他的で刺激を感じるとか、鏡の前だと羞恥心が増強し気持ちいいとか。
前者の純粋に気持ちいい体位とは、女性器のある特定の場所に男性器が効率よく当たる体位になります。
ある特定部位はその人によります。
所謂、Gスポットと呼ばれる部分だったり、或いはもっと奥だったり。
女性の嗜好は複雑です。
例えばクリトリス1つとっても、激しく刺激されるのがいい女性もいれば優しく触られるのが好みの女性もいますし、そもそも手で触られても感じないけど、口に含まれて唾液と一緒に洗濯機の洗われる衣類の様に刺激されると感じる女性もいれば、舌でボクシングジムのパンチングボールの様に連打されると興奮すると言う女性も居ます。
『女性の身体は未知の宝庫』に他なりません。
まさに十人十色。千差万別。
1つ性感帯を見つけても、その場所を開花させる方法は幾つもあり、その開拓に終わりはありません。
重要なのは、
①色々試す
②相手の反応を見る
に徹する事です。
自分がしたいように。
自分が気持ちいい事を。
なんて自己中心的なSEXを行なっていては女性は離れていきます。それは何年夫婦を続けていても、です。
自己中心的な行動がNGなのはSEXに於いてだけではありません。日常生活のありとあらゆる場面においてもそうです。
育児、家事、家計、仕事、交友関係……なんでも自己中心的な行動は相手を軽視した無礼な態度に他ならないのです。
しかしです。
しかし夫婦の仲とは面白いもので、人間関係と言っても所詮はオスとメスの関係。仕事関係や友人関係や近所の人間関係とは全く違う代物です。
オスとメスの関係において重要性を占めるウェイトは圧倒的にSEXが占めています。他の人間関係とはここが大きく違う部分です。
日々の日常生活で自己中心的な言動を妻に向けていても、SEXでの妻への奉仕精神があるだけで全てがチャラになったりします。いや、むしろプラスに働く位、夫婦間にとってSEXでの態度は重要なのです。
極端な話、ギャンブルに溺れていたり、浮気を繰り返したり、或いは暴力を振るったりする最低な夫だったとしてもSEXでの妻への奉仕精神が強ければ捨てられる事なく夫婦関係を続けられたりするくらいです。
逆に浮気もしないし、遊びもしないし、お金も稼ぐし、妻にも優しく、育児や家事を献身的に行う夫であっても、SEXが独りよがりで奉仕的じゃ無い場合は妻の中にふつふつと欲望の不満が溜まって、きっかけがあれば簡単に浮気に至る場合が多くなります。
自分本意なSEXを慎み、妻が少しでも喜ぶ体位を見つける事は結果として妻を独り占めする1番の近道なのです。
さあ、普段あなたがしない体位を試してみましょう。そして妻の反応をみるのです。
が、しかし、ここで注意が必要です。
妻の反応を見ると言っても
『喘ぎ声』や『快楽の表情』だけでは妻の本当の反応は分かりません。
女性は皆が大女優です。感じている態度などいとも簡単に演じる事が出来るのです。
大して気持ち良くなくても貴方の為に感じている演技はしますし、貴方とのＳＥＸが苦痛だったり、夫婦のただのルーティンで早く貴方をイカせてさっさと終わりにしたい場合なども女性は演じてしまうものです。
妻の快楽の反応は妻の身体で確認しましょう！
演技が出来る『喘ぎ声』や『言葉』や『表情』では無く、妻の身体の反応でみるのです。
その身体の場所は……次の【33】項で。
