浮気調査の前にもう一つ、良妻の浮気の原因を考えて見ましょう。
良妻とは何か?。
良妻とは良き夫、つまり愛妻家の貴方により作られた妻の事です。
夫が良き夫であり、妻を愛し尽くしている為、彼女は良妻となります。それは良き母にもなる訳で、良妻賢母とは良き夫に作られるものなのです。
しかしここで非常に重要な注意点があります。
植物に肥料をやり過ぎると枯れると言う話を知っていますか?。
子供への過保護が子供の健全な発育を阻害すると言う話を知っていますか?
全ての物事にはバランスと言うものが重要です。妻への接し方も決して例外ではありません。
妻への過剰な愛情。
妻への過剰な奉仕。
妻への過剰な集中。
それら愛妻家の当たり前の愛情表現は妻の貞操感を腐らせます。
なぜ⁈
それは自分勝手だからです。
貴方の愛妻家の行動は自分がしたいからに過ぎません。
愛してあげれば妻は浮気しない。
尽せば妻は浮気しない。
全て自分が妻から愛される為の行動でしかなく、決して妻の気持ちになって考えた行動ではないからです。
植物にとって必要なのは水と肥料だけではありません。
土、太陽、風、虫、微生物……
貴方の妻にも必要なのは貴方からの手厚い愛情だけでは無いのです。
不安、ドキドキ、緊張感、悲しみ、恐怖、疑問、発見……貴方から得られないもので、人間にとって必要なものは幾つもあります。
そしてそれは『不倫』の中に全て揃っています。
つまり、愛妻家の夫と刺激的な浮気相手が揃えば女性は全てに満たされます!。
だったら妻の浮気を認めないといけないのか⁈
いえ、いえ、そんなハズがありません。それでは社会はめちゃくちゃです。
先ずは浮気により得られる感情が人間にとって必要な物だと認める事です。頭から否定するのでは無く、その必要性を認めるのです。
そして『貴方が愛妻家と浮気相手の両方を妻に与えればいいのです!』
かのプレイボーイ達はそれが無意識に出来ていました。妻に惚れられてる夫はそれを無意識にやっているんです。
貴方は猫を飼った事はありますか?。
私は幼少期から犬しか飼った事がありませんでした。
犬からは『人に従順』と言う、まるで愛妻家の様な教訓は学べますが『誰かを自分に従順にさせる』と言う教訓は得られませんでした。
その点、猫は違います。猫はまるでホストです。
100%飼い主に愛情を向ける犬と違い、猫は押し引のバランスが非常に上手い生きものです。身体を擦り付けて甘えたと思えば急に噛みついて嫌悪感を表す。愛情と冷酷。奉仕と自分勝手。優しさと冷たさ。猫は真逆の相反する態度を飼い主に向けてきます。
それはまるで『愛妻家と浮気相手』が両方いる様に……
子供の様な単純な態度の犬に女性は安心感は得られてもドキドキ感は感じられません。つまらないのです。
その点、自分の思い通りにいかない猫にはまるで犬の様に従順になってしまいます。
つまらない愛妻家の夫より、人妻にアプローチを掛けてくる様な危ない男に女性は夫の足りない部分を補おうとしてしまうのです。
そう!
良妻がもし浮気をしている場合、相手は決まって女性を口説く事に慣れたプレイボーイだと言えます。良妻は自分から男を口説きに行く事は無いのできっと浮気相手は人妻を落とす事に慣れた男だと思います。
でもいいんです!それでいいんです!。
相手は完全に遊びです。貴方から妻を奪う気などさらさらないでしょう。飽きたら捨てる気構えです。
妻も恋には落ちていたとしても、現在の生活を捨てたくはないハズです。良妻なので浮気相手との未来などない事は百も承知なハズです。
だからこそ、浮気を見つける事が大事なのです!。見つけてその火遊びを辞めさせる。または貴方の過剰な妄想で妻は浮気をしていなかった事実を確認して安心する。
何度でもいいますが、だからこそ、冷静に感情的にならず、例えばスパイ大作戦を楽しむ位の気持ちで絶対妻にバレない様に作戦を実行しなければならないのです。
そして妻がシロだろうがクロだろうが、今回事を教訓に、
『猫の様な夫』
『押し引の出来る夫』
を目指して、
妻が大好き!
妻以外の女性には興味ない!
何時でも奉仕!
なんて犬みたいな馬鹿な夫になって妻を退屈にさせない様、自分を持った、自立した、たまには妻に『うちの夫は浮気してる⁈』なんて心配させる位の夫になって妻の気持ちを独り占めして下さい。